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Su-27 フランカー
米軍のF−14、F−15に対抗すべく開発されたロシアの空軍を代表する双発の大型戦闘機。機体の基本形態は同時期に開発されたMiG−29に似ているが、長距離制空戦闘機としての能力を追究したためかなり大型になった。1985年には旧ソ連空軍に実用配備されている。 |
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A-4E/F スカイホーク
アメリカ海軍艦上攻撃機の傑作。小型軽量の機体には、空母での両翼の折り畳みが不要で兵装搭載力に優れるデルタ翼を採用。ベトナム戦争などで活躍後、米軍ではほぼ退役したが、アルゼンチン、ブラジルほか多くの国ではA−4の発展型が現在も第一線にある。 |
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F-5E タイガーU
米空軍の軍事供与機として西側の中小国向けに開発されたF−5Aの後継機。簡素で信頼性の高い軽戦闘機として各国から評価され、世界約20カ国に1300機以上が導入された。飛行性能が旧ソ連のMiGに類似することから、米海空軍では仮想敵機にも使用した。 |
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ダッソーミラージュF-1
従来モデルのデルタ翼を廃止し、通常の尾翼付きスタイルを採用したフランス空軍の戦術戦闘機。STOL(短距離離陸機)性と全天候能力が強化され、戦闘、攻撃から偵察任務まで多目的に活躍する。スペイン、ギリシャ、イラクなど海外でも好評な機体である。 |
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B-2 スピリット
冷戦下で極秘裏に開発が進められていたアメリカ空軍のステルス戦略爆撃機。1988年の米国防総省の想像図公表まで、その実体は全く謎に包まれていた。レーダー電波の反射率を極小化した特異な形の全翼機で、初の実戦は1999年のユーゴスラビア爆撃だった。 |
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F-86F セイバー
MiG−15の脅威に対抗すべく開発され、朝鮮戦争では第一線で活躍した傑作機。ドイツからの情報で後退翼を採用し、MiG−15をしのぐ航空性能を誇った。米国だけでなく西側各国で導入され、日本の航空自衛隊でも使用。初代ブルーインパルスの機体としても知られている。 |
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BAe ホーク100
イギリス空軍が開発したジェット高等練習機。エンジンや兵装搭載能力を改良した多くの発展型があり、世界10数カ国に輸出されている。現在の主力機、ホーク100はパイロットの訓練用としてだけでなく、軽攻撃機としての能力を兼ね備えた複合任務機である。 |
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BAeFRS Mk.1 シーハリアー
世界初のV/STOL機ハリアーを艦載機として再開発したイギリス海軍が誇る戦闘攻撃機。1982年に勃発したフォークランド紛争で初めて実戦に参加。防空から攻撃、偵察など、幅広い任務をこなすため、機首に火器管制レーダーであるブルーフォックスを装備している。 |
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IAI クフィール
イスラエルの産業スパイがミラージュの設計図をスイスから入手し、再設計したといわれる戦闘機。単に機体を模造しただけでなく、エンジンをF−4ファントム用のJ79に換装するなど、本家ミラージュをしのぐ高性能を実現。改良型のC7はマッハ2.3を記録した。 |
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MAPO MiG-21PF フィッシュベットD
旧ソ連ミコヤン・グレビッチ設計局によって開発された旧共産圏諸国を代表する超音速戦闘機。総生産数が10,000機以上といわれ、東側諸国をはじめ約50カ国に輸出された。フィッシュベッドDはレーダー火器管制装置を内蔵し、エンジンが強化された制限全天候戦闘機である。 |
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F-2
国産のF−1の後継機となる次期支援戦闘機。FS−Xとして計画され、米国製F−16をベースに日米共同開発によって誕生した。アクティブ・フェイズド・アレイレーダー、統合電子戦システムなど国産最新技術機器を装備し、ステルス性の高い電波吸収材も一部採用している。 |
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E-2C ホークアイ
アメリカ海軍向けに開発された空中早期警戒機。空母機動部隊の監視・護衛の任務を持ち、機体上部に搭載された円状の大型レーダーアンテナで目標を高精度に探知する。日本の航空自衛隊をはじめ、フランス、イスラエルなど海外にも広く輸出されている。 |
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T-4 ブルーインパルス
日本の航空技術を結集して作られた、2基のターボファンエンジンを有する純国産ジェット練習機。各航空団の訓練や用務、緊急連絡などにも使用され、航空自衛隊唯一のアクロバットチームであるブルーインパルスの3代目使用機として有名な機体である。 |
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P-38J ライトニング
双胴形式という特徴的なレイアウトを採用したアメリカ陸軍の双発戦闘機。1930年代に軍用機の名門ロッキード社によって開発され、機首部分に配置した重武装と優れた航空性能を発揮し、第二次世界大戦中に活躍。日本の零戦とも激しい空戦を繰り広げた。 |
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メッサーシュミット Bf109E
第二次世界大戦におけるドイツの主力戦闘機。1935年に原型機が初飛行して以来、多数の改良型が製造され、その総生産数は30,000機以上といわれる。航続力不足などの欠点もあったが、後期には最大速度が700km/hに達する型も製造され、終戦まで第一線で活躍した。 |
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局地戦闘機 雷電
零戦の設計者、堀越技師が手掛けた日本海軍の局地戦闘機。本土防空戦に求められた速度と上昇力を高めるため、超大型で大出力の火星エンジンを搭載。胴体部分が太くなったが、当時の海軍戦闘機の中では抜群の運動性能を誇り、B29に対する迎撃機として活躍した。 |
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RAH-66 コマンチ
1980年代に攻撃・輸送・偵察ヘリの機能を一機に集約した"LHX"として開発が進められ、1996年に初飛行した。コクピットは与圧タイプで生化学攻撃に耐え、ステルス性を最重視した設計で機体も小さく、アメリカ陸軍の次世代を担う戦闘ヘリとして期待されている。 |
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AH-64D アパッチ・ロングボウ
アメリカ陸軍が誇る全天候型攻撃ヘリコプター。発展型のAH−64Dはロングボウ火器管制レーダーを搭載し、視界不良時の戦闘力が大幅に向上した。正確な対戦車攻撃能力に加え、空対空ミサイルの装備も可能。湾岸戦争、イラク戦争で圧倒的な威力を発揮した。 |
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CH-47 チヌーク
アメリカ陸軍によって開発された大型輸送ヘリコプター。原型機が1961年に初飛行、量産型がベトナム戦争で初めて実戦配備された。前後に3枚ずつのブレードを持つタンデム・ローター機で、貨物搭載は9トン、吊り下げ能力は10トンにも達するといわれる。 |
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AH-1 シーコブラ
アメリカ海兵隊に配備される攻撃ヘリコプター。ベトナム戦争で活躍した陸軍のAH−1ヒューイコブラを海兵隊が譲り受け、独自に発展させた機体である。エンジンや兵装搭載能力に改良が加えられ、海兵隊だけでなく日本を含む各国の第一線で使用されている。 |
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メッサーシュミット Me262A
ドイツ空軍が第2次世界大戦に投入した世界初の実用ジェット戦闘機。米英軍の戦闘機を遙かに上回る飛行性能と武装能力を有し、戦闘爆撃機、迎撃機として使用された。しかし、敗戦間近の戦線において十分な機体数が揃わず、期待された戦果は収められなかった。 |
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